IRランプを単なる乾燥用に使うのはやめましょう。 多くの店では、インフラレッドランプを高級なヘアドライヤーのように扱い、塗料を乾かすためだけに使用しています。正直、それは無駄な使い方です。 もしアルミ製の表面に付着した古くて頑固な塗装を除去したり、小さな凹みを修正したい場合、そんなに優しい加熱では不十分です。必要なのは強力な熱エネルギーです。 実際の仕組み 金属の下層を傷つけずに古い塗装を除去するには、いわゆる「ガラス転移温度」に素早く到達させる必要があります。 短波長のIR光は、部屋の空気を温めるのに時間を浪費しません。代わりに、直接塗装層に作用して分子を振動させます。これにより、塗装と金属の間の結合が断ち切られます。私たちは高出力のクォーツハロゲン発光源を使用します。これにより、数秒で目的の温度に到達できます。非常に効率的です。 必要な機器 航空機の修理には、通常、集光機能付きの短波長ランプを推奨します。標準的な230Vまたは400Vのハロゲン管でも、厚く重層化したプライマーを簡単に溶かすのに十分な力があります。 重要なのは、熱を塗装層内に留めることです。アルミ製の金属に熱が浸透しすぎると、金属の性質が変わってしまいます。 また、正確なPIDコントローラーを使用しましょう。温度が過剰に上昇すると、パネルが歪んでしまい、それは誰も望まない事態です。 現実的なトレードオフ 良い点は、この方法を使えば、化学薬品を使った場合と比べて、塗装除去にかかる時間を約60%削減できることです。また、作業場もずっと清潔に保たれます。 ただし、短波長IR光は強力なので注意が必要です。ランプを同じ場所に長時間置いておくと、塗装が燃え尽きて合金が過熱してしまいます。ですから、ランプを動かし続けるか、タイマーを使って定期的に照射する必要があります。技術者には、表面温度を測定するためにサーモメーターを常に持っていてもらいましょう。これが、熱を適切に制御する唯一の方法です。